2020年8月
🍀作家のご紹介/塚原 梢
塚原 梢(つかはら こずえ)/ガラス
神奈川県生まれ
2007 女子美術大学短期大学部 クラフトデザインコース金工専攻 卒業
2010 武蔵野美術大学造形学部 工芸工業デザイン学科ガラス専攻 卒業
2014 金沢卯辰山工芸工房 ガラス技術研修者 修了
現在、金沢市内にて制作活動
《主な展覧会》
2018 奇想の工芸マーケット/阪急うめだ本店
東京ギフトショー/東京
グループ展「あそびの美」/ギャラリー舟あそび(石川・珠洲)
第4回工芸とアートの金沢オークション/金沢
グループ展「坂の上のアート展・料亭仁志川」ArtShop月映/金沢
2019 グループ展「花華の展覧会」ギャラリーランズエンド/兵庫
グループ展「玻璃藝術の奇妙物語」No2A artspeace /中国・上海
第5回工芸とアートの金沢オークション/金沢
個展 めいてつエムザ美術サロン/金沢、ArtShop 月映/金沢
2020 グループ展「いしかわの工芸の担い手展」じばさんギャラリー/金沢
《主な賞歴》
2012、13 第52、53回 日本クラフト展 入選
JAPAN BRAND 時計文字盤コンテスト 特別賞
2014 ジュエリーデザイン展 入選
2015 世界工芸コンペティション 入選
2017 第9回雪のデザイン賞 奨励賞
《作品について》
■ 板ガラスの上に銀線を置き、焼成し研磨するという方法で制作しています。
この方法で制作をはじめたきっかけは、ガラスを学ぶ前、金工を専攻していた時に七宝との出会いでした。
七宝を勉強したことで、釉薬の鮮やかな色彩に魅力を感じ、ガラスを勉強し始めました。
自分にしかできない表現を模索した結果、ガラスと金属を組み合わせることを思いつき、何もわからないままに実験していきました。のちにその技法が「ガラス胎七宝」と知りました。
もともと存在していた技法でしたが、自分なりに模索し失敗を繰り返した成果はあり、独自の表現として、色板ガラスに銀線で模様を描き、焼成する際に金属とガラスが接触している部分を反応させ色を変化(窯変)する方法で制作しています。
その他に、色の釉薬を使用した作品も制作し、雰囲気の違うものとして使い分けています。
🍀作家のご紹介/河野太郎
河野太郎(かわの たろう)/鋳金
三重県生まれ
2016 金沢美術工芸大学 大学院美術工芸研究科修士課程修了
現在、金沢美術工芸大学工芸科鋳金 実習助手
《活動歴、賞歴など》
2017 第9回 佐野ルネッサンス鋳金展 とちぎテレビ社長賞受賞
2017 第3回金沢・世界工芸トリエンナーレ 入選
2018 個展「森のかたち」Artshop月映/石川
2019 「SICF20 EXHIBITION 」スパイラル/東京
2020 個展「銀と蒼の光」一笑/石川 など
■蝋を金属に置き換える「蝋型鋳造(鋳金技術)」を用いて 「森」をテーマに作品を制作しています。
人と自然の関係からうまれる、正と負両側面の感覚を通じて “確かに存在していること” の視覚化目指しています。
青銅製の作品制作のほか、錫製品ブランド「FoF」としても活動しています。