2019年4月17日 お知らせ
🔶『長野久人&アンドレイ・ヴェルホフツェフ展〜世界の誕生〜』
長野久人とアンドレイ・ヴェルホフツェフの共同展がはじまる。
全く異なる個性を持った二人が「世界の誕生」と銘打った共同展。観客はここで何を見るだろう。きっと観客は人間の「誕生」の意味を思い知るにちがいない。「誕生」とはいかに肉々しい仕業であるかを知るだろう。また「乳児」が形象として捉えられるとき、愛くるしさとは全く異なる肉体性が浮かび上がることも知るであろう。
観客は日常とは異なる感情を抱くに違いない。感動というより衝撃に近いかもしれない。それはアポロン的美ではない。ディオニソス的悦楽でもない。むしろアポロンが見た白日夢、ディオニソスが見た悪夢といえる。今回は驚きの仕掛けを持った展示も仕組まれているが、それは見てのお楽しみでもある。
ギャラリーランズエンド 坂本 直義